巳ず引
巳年にちなんで、蛇を意識した手描きの螺旋の柄です。
お正月らしく、紅白の水引仕立てにしました。
繰り返しの柄
巳年にちなんで、蛇を意識した手描きの螺旋の柄です。
お正月らしく、紅白の水引仕立てにしました。
山帰来(サンキライ)。
日本全国の日当たりの良い山野に生育するつる性の落葉低木です。
初夏に咲く花は淡黄緑色で目立たないですが、
秋のつける赤い実は花材として珍重され、クリスマスやお正月の装飾として人気があります。
水持ちの良い若葉を端午の節句の柏餅のカシワの代わりに用いる地域もあります。
茎が節ごとにジグザグに曲がり、とげがあります。また、巻きひげを触手のように伸ばして他物に絡まります。
この茂みに通りがかると猿でも引っかかる、の意味から、猿捕茨(サルトリイバラ)とも呼ばれています。
山帰来の名は、かつて不治の病にかかり山に捨てられた人が、この植物の根を薬として用い、治癒して「山から帰り来た」のが由来とする説、山の珍しい食糧を包む葉を意味する「山奇粮(さんきろう)」が転訛したとする説があります。
ちなみに、漢方薬として用いる「山帰来」は別種で、本種は正確には「和山帰来(わのさんきらい)」、生薬として用いる根茎部分の生薬名(中国名)は「菝葜(ばっかつ)」です。
地方によっても違う呼び名があり、岡山県では、「さんきら」、「ぐい」、「だんがめ(スッポンのこと)」など、九州南部では「かから」などと呼ばれているそうです。
残念ながら、自生している姿を見たことがないのですが、
赤い実、つやつやの葉、ジグザグの茎、細い巻きひげの生命力あふれる姿を想像しながら、柄にしてみました。
10月16日、11月13日の誕生花(猿捕茨)
花言葉は「不屈の精神」(猿捕茨)
こたつでみかんといえば日本の冬の風物詩でした。
では、なぜ、こたつでみかんなのでしょうか。
こたつは、一度入ったら、なかなか出たくないもの。
みかんは、常温保存ができて、日持ちもして、手でむけるので包丁いらず。
そんなわけで、みかんをこたつの上にみかんを常備しておけば、
手を伸ばせばいつでも渇いたのどを潤すことができてちょうどよかった、というところでしょうか
みかんを食べすぎると、手が黄色くなりますが、これは、みかんに多く含まれるβ(ベータ)-クリプトキサンチンという成分のためで、食べると体に蓄積して長持ちするという面白い特徴があります。
このβ‐クリプトキサンチンは、高い抗酸化作用をもち、がん抑制効果、骨粗鬆症、肝機能障害、糖尿病、動脈硬化などの予防作用や脂質代謝改善作用にも高い効果があると期待されています。
また、1日に必要とされるビタミンC 50mgは、みかん3個程度で補えます。
実は、冬はこたつにこもってたくさんみかんを食べることで、β(ベータ)-クリプトキサンチンを蓄えて、元気に春を迎えられていたのかもしれません。
雪の降る寒い冬の日にこたつで食べたみかんをイメージして柄にしてみました。
みかんの白い花は11月23日の誕生花です。
NHK大河ドラマ、光る君へでもおなじみの、源氏物語の作者の名をもつ花木、紫式部。
もともとは、濃い紫色の実をたくさん付けることから、紫重実(むらさきしきみ)と呼ばれていたのが、江戸時代ごろから紫式部(むらさきしきぶ)と呼ぶようになったといわれています。
学名はCallicarpa japonica(カリカルパ・ヤポニカ)。日本に産する美しい果実という意味です。
英名ではJapanese beautyberryとも言われています。
初秋には緑の葉につややかな宝石のような美しい紫紅色の実をつけ、秋が深まってくると葉は黄金色に黄葉し、何れのコントラストにも趣きがあります。
花言葉は「聡明、上品」。
まさに才媛紫式部を想わせる花木です。
そんな紫の実と葉の様子をかわいらしく配置してみました。
10月21日の誕生花です。
ヒョウタンは、真ん中がくびれたユニークな形の果実が特徴的な、ウリ科ユウガオ属の植物。
蔓を伸ばし、大きな葉を繁らせて生育するので、真夏の日光を遮る日陰棚をつくるのにピッタリです。
最古の栽培植物の一つで、原産地のアフリカから世界各地に広まったと考えられています。食用の品種もありますが、基本的には有毒植物で、観賞用として栽培されています。
■とても丈夫
ヒョウタンは丈夫で育てやすい植物のひとつです。
種子は耐久性が強く、海水にさらされた場合でも高い確率で発芽します。
草勢が強く、スイカやカボチャの台木としても利用されています。
■観賞用
果肉部分を除去し、乾燥させたヒョウタンの実は軽くて丈夫で、昔から容器や飾り物として利用されてきました。
多孔質であるために内容液が少しずつしみ出し、気化熱が奪われるため中身が気温より低く保たれることから、水筒や酒の貯蔵に利用されてきました。
小さなものは七味入れとしても馴染みがあります。
最近では、電球を入れて瓢箪ランプとして楽しむ方法もあります。
千利休はヒョウタンを茶道の花器として使った先覚者だそうです。
■縁起物としての「瓢箪」
末広がりの形をした瓢箪は、古来より縁起物として親しまれてきました。
「3つ揃って三拍(瓢)子で縁起良し」
「6つ揃って無病(六瓢)息災」
蔓が伸びて他のものに絡みつくことから「商売繁盛」
実の中にたくさんの種が入っていることから「子孫繁栄」
風水では、ヒョウタンには邪気を払う力が宿るとされています。
スイカは、キュウリやヘチマとおなじウリ科のつる性一年草で、果実的野菜です。
その90%以上が水分、10%が糖分という大変みずみずしい食べ物で、リコピン、カリウム、シトルリンも含み、肝臓、腎臓にもとてもよく、夏バテ防止にもとてもよい食材です。
日本では緑色の大玉に黒い縦縞模様の果皮、赤色の果肉が一般的ですが、果皮が無地のもの、果肉は赤色のほか、黄色、オレンジ色などがあり、サイズも大玉・中玉・小玉まで様々あります。
漢字では「西瓜」。
原産は、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯で、「西瓜」は、中国の西方(中央アジア)から伝来した瓜としてつけられた名前です。
英語では「watermelon」。
原種の果肉はおいしくなかったため、種子のみを食べ、果肉は飲料水以外の生活用水として利用していたとされています。
スイカが日本に伝わった時期は定かではありませんが、平安時代末期から鎌倉時代初期に成立したとされる国宝『鳥獣人物戯画』には、僧侶の装束をまとったサルのもとにウサギが縞模様をした作物を運んでいる姿が描かれた図絵があり、これが確認できる日本最古のスイカらしきものと言われています。
スイカの原種は、果皮は無地で、砂漠地帯でほそぼそと生えていたとされています。
それが、突然変異で黒い縦縞模様の品種が誕生し、縞模様がよく目立つので、動物や鳥に食べられ、分布域が広まったとされています。
逆に、現在では、カラスに狙われにくい、という理由で、無地の品種が栽培されていたりもするそうです。
スイカの縞模様は人にとっても引き付けられるものがあります。
そんなスイカの縞模様の可愛さを柄にしてみました。
梅雨が明けるころの湿地では、蓮の花が見頃を迎えます。
水面から浮き上がる葉、そこからまた一段高い位置に咲く花と花托(花が散ったあとに残る、実が入った部分)。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」ということわざがありますが、まさに、下が沼地だとは思えないぐらい、清らかさで、神秘的です。
そんな情景を柄にしました。
レンコン(穴が開いていて縁起物でもあり、茹でても煮ても焼いても揚げても美味しい冬野菜)は、蓮の地下茎です。
春にはその地下茎から葉や茎を伸ばし、水面から浮いた位置で、まるで造り物のような、神秘的な大輪の花を咲かせます。
花言葉は、雄弁、神聖。
7月3日の誕生花です。
ちなみに・・・
・蓮の葉の表面には、雨粒や朝露がきれいな水玉になって転がり落ちるほどの撥水効果があります。
この性質は、ロータス効果と呼ばれ、しゃもじやヨーグルトのフタ、雨具、建材などに活用されています。
・モネの絵画でも有名な「睡蓮」は、名前も形も似ていますが、「蓮」とは全く別の植物です。
睡蓮の葉も花も、ほぼ水面に浮かんでいて、葉には切れ込みがあります。
よく河童やカエルが傘代わりにさしているイラストがありますが、切れ込みがあれば、睡蓮の葉です。
松とも菊とも関係ないけど、松に似た葉と、菊のような花から、松葉菊。
思わず目を奪われてしまった、花火のような、きらきらとした、鮮やかな赤紫の花の感じを、柄にしてみました。
見た目の可憐さとは裏腹に、
暑さや乾燥に強く、丈夫で繁殖力の強くて、グラウンドカバーに最適な多年草なのだそうだ。
種類が多用で、もやはどこまでをマツバギクと呼ぶのか明確ではないのだという。
花言葉は、忍耐、順応性。
6月16日の誕生花です。
5月5日は、端午の節句。端午の節句には、菖蒲(ショウブ)の葉を風呂に浮かべて邪気払いをする「菖蒲湯」という風習があります。菖蒲はサトイモ科の植物で、強い解毒作用がある薬草です。菖蒲湯には、血行改善、疲労回復、腰痛、神経痛などに効果があるとされています。菖蒲の葉は真っすぐな剣のような形をしていること、ショウブ=尚武(武芸を尊ぶこと)に通じることなどから、武家社会では縁起のよい植物とされてきました。ところで、菖蒲の花というと、どんな色の、どんな花を思い浮かべますか?菖蒲の花は、淡い黄緑色の、つくしの先っぽのような楕円形の花です。もし、紫色の、アヤメやカキツバタのような外側にひらひらと広がった花を思い浮かべたとしたら、それは、「ハナショウブ」ではないでしょうか。ハナショウブはアヤメやカキツバタと同じアヤメ科で、全く別の植物なのですが、葉の形が菖蒲に似ていることからこの名がつき、花が本家の菖蒲より華やかなことから、菖蒲より目立ってしまっている、というわけのようです。
端午の節句は菖蒲が咲く季節ですが、ハナショウブ、アヤメ、カキツバタもこの季節に咲きます。そして、アヤメも漢字で書くと「菖蒲」なのです。なんとも紛らわしいですが、菖蒲湯に誤ってアヤメ科の植物をいれないようにご注意ください。
菖蒲の葉を柄にしてみました。
ちなみに、5月5日の誕生花は、ハナショウブです。
枝が必ず三つに分かれるので「みつまた」別表記は、三叉、三又、三枝。
樹皮は、高級和紙の原料として利用されていますが、
春先には、丸くて黄色い風情のある花を咲かせ、観賞用としても好まれます。
世界一の品質と言われている日本紙幣は、三椏が原料になっています。
三椏の樹皮には、防虫効果もある毒素が含まれていることから、虫害も受けづらいのだそうです。
残念ながら、現在、日本紙幣に使用されているみつまたは、ネパール産が多いそうですが、一定量の日本国産のみつまたを大蔵省印刷局が保管しています。
ニュースでみた、ミツマタが群生する様子が幻想的でとても美しかったので、柄にしてみました。
3月20日の誕生花です。
タンポポというのは、キク科タンポポ属の総称で、世界におよそ400種知られています。
ギザギザした葉の形から、英名はダンデライオン(ライオンの歯)。黄色い花より葉に注目されたのですね。
タンポポの黄色い花は、実はたくさんの小さな花が集まっていて、正確には頭花と呼びます。
タンポポの頭花とギザギザした葉のイメージを柄にしてみました。
2月18日の誕生花です。
龍の玉、いわゆるドラゴンボールを水玉柄にしてみました。
この玉は正式には宝珠(ほうじゅ)と呼ばれ、
病を治したり、災いを避けたりすることができ、ありとあらゆる願いが叶う神聖な玉だと言われています。
侘助。
椿の一種で、椿の中では小輪で全開しない控えめな美しさがあり、「千利休好み」といわれる特別な存在で、
茶道の炉開きや、新年の初釜の時期に、茶道の先生がよく生けてくださった花。
(茶道を習っていたのは10年以上も前ですが・・・)
つぼみの状態で生けられた姿がなんとも高貴で見とれていました。
そんな、侘助が茶花として生けられた蕾と葉を柄にしてみました。
娘が小さいとき、なかやみわ先生の「どんぐりむらのどんぐりえん」という絵本を読んで知ったこと:
「どんぐり」って、いろんな木の実であるということ。
「どんぐり」って、ベレー帽をかぶったピーナッツみたいな形ばかりではないということ。
私はそれまで、どんぐりという種類の木の実だと思っていたし、ベレー帽をかぶったピーナッツみたいな形の木の実がどんぐりだと思っていました。
実は、「どんぐり」というのは、ブナ科に属する樹種の果実の俗称で、日本固有種だけでも22種あるそうです。
ピーナッツ部分の正式名称は、堅果(けんか)。堅く乾燥した果実、またはその皮のことで、英語でいうとnutです。
基本的にはピーナッツ型ですが、より球体に近かったり、栗のようにいびつだったりします。樹種によって大きさも異なり、個体差もあります。
ベレー帽部分の正式名称は殻斗(かくと)。俗称としては、「ぼうし」「はかま」など。
殻斗は、
形・・・ベレー帽型の他、ふさふさヘア型、堅果を覆うピスタチオ型など、表面・・・縞模様、鱗模様、トゲトゲなど
に分けられます。
いわゆる、ザ・どんぐり(ベレー帽をかぶったピーナッツ型)だけではなく、日本固有種22種類で、どんぐり柄を作ってみました。
とうろもこしの輪切りをチェック柄に仕立てました。
とうもろこしは、収穫後、風味や糖度がどんどん失われるので、早めの調理がおすすめです。
とうろこしの芯やひげにもうまみがたっぷり含まれていて、出汁がとれます。
空に向かってらせん状にねじれながらかわいいピンクの花を咲かせるネジバナ。
右巻も左巻きもあり、いつまでも見ていられます。
贈答品などでも人気なランと同じラン科の植物ですが、田んぼや草地、人家の庭など、日本全国至るところに、いわゆる雑草として生えています。
ネジバナの群生の様子をストライプに見立てました。
ツツジもサツキも、道路の植え込みや公園等でよく見かけます。
実は、サツキはツツジ科ツツジ属の常緑低木。つまり、サツキはツツジの一種で、正しくは「サツキツツジ」。
では、違いは?
サツキの名前の由来は皐月。
一般的なツツジが桜が葉桜になったころ、4月~5月に対し、サツキは5月~6月が開花時期です。サツキという名前は、陰暦の5月(現在の6月頃)に咲くことからきています。
ツツジもサツキも俳句の季語として使われていますが、俳句を見た時に「躑躅(ツツジ)」と書いてあれば春の歌、「皐(サツキ)」と書いてあれば夏の歌となります。
ツツジは花が咲いてから新しい葉がでますが、サツキは新しい葉が出てから花が咲きます。
ツツジの花は大きくて立派な花を一気に開花させるのに対し、サツキの花は小さい花を少しずつずらしてたくさん咲かせます。
ツツジの葉は3~8cm程度で柔らかく毛があり付着力がありますが、サツキの葉は2~3cmで程度で硬く光沢がありつるつるしています。
ツツジのおしべの数は5~10本程度でばらつきがあるのにに対し、サツキは5本です。
サツキの原産地は日本で、渓流沿いに咲き、剪定や移植に強くて扱いやすくいため、園芸用として人気が高まり、江戸時代中期に起こった園芸ブームの際、多くの品種が作られ、ツツジと区別されるようになったといわれています。
原種は朱紅色ですが、園芸品種は2000種以上とされ、花柄が豊富で、ピンク、白、咲き分け、絞り模様など。八重咲きの品種もあります。
小さいときに蜜を吸ったのは、たぶんサツキ。葉が小さかったです。
ツツジの中でも、レンゲツツジなど毒性があるものもあるので、注意が必要とのことですが、
サツキなら、大丈夫だったかと・・・。
品種改良が進んだ中でも、ツツジとサツキの見分けがつけられそうな、おしべ5本、花小さめ、葉が先にでて小さくてかためという点を柄にしてみました。
八分音符。
楽しい気分を表現したいときに使う記号。
なぜ八分音符なのだろう。
ト音記号じゃだめかな。
娘が卒園式の時に歌った歌を聴くと涙がでてくるけどな。
とか思いながらも、
見ただけで楽しい気分になりそうな柄になりました。
もしこういう柄の服を着ていたらハッピーな一日を過ごせそう。
もしみんながこういう服を着ていたらみんなご機嫌でいられそう。
#♪,Happy,吹き出し
みかんは、日本の薩摩(鹿児島)地方原産の果物といわれています。
みかんの果肉についている白い筋(「アルベド」と呼ばれている)は、水や栄養を果実に配給するための道筋です。
みかんのスジや袋には、ビタミンPやペクチンなどの栄養素が含まれています。
ビタミンPは、ビタミンCの吸収率を高める効果があります。
ペクチンは、腸内に生息する善玉菌の繁殖を助けて腸内環境を整えたり、美肌効果もあります。
みかんは、スジを取らずに袋ごと食べるのがおすすめです。
#みかん,satsuma orange,蜜柑,ミカン
うさぎをつなぎ柄にしてみました。
うさぎといえば、
跳びはねる=飛躍、
子だくさん=豊穣・子孫繁栄、
長い耳=福を集める、
優しく穏やかな姿=家内安泰・平和
が、どこまでも続きますように。
#卯年、うさぎ、ウサギ、rabbit
芋づる式とは、一つの物事をきっかけに、関連する人や物が次々と明らかになること。
芋づる式とは、サツマイモなどの芋の蔓をたぐると、次々と芋が連なって出てくる様を例えたものです。
芋づる式にサツマイモが出てくるときの嬉しさを柄にしてみました。
#サツマイモ,薩摩芋,甘藷,sweet potato
三角形、四角形、五角形、六角形の模様をメロンの柄に見立ててみました。
四角形だと、メロンパン感があります。
六角形だと、サッカーボール感があります。
メロンといえば、マスクメロンなどにみられる、網目模様。
この網目模様は、皮よりも中身の方が速いスピードで生長するために皮がはじけてできた傷を後の修復した痕です。
平面に敷き詰めることができる正多角形は、正三角形、正四角形(正方形)、正六角形の3種類しかありません。
正五角形は、立体的に配置することで平面的に敷き詰めることができるのだそうです。
#メロン,マスクメロン,melon
空豆。
空に向けて実がなるから「空豆」。
蚕が繭を作る時期に美味しくなるから「蚕豆」と書かれることも。
そうえいば、さやの中のふわふわは、繭みたいですね。
豆は熟すと、さやに付いていた所が黒くなり、「お歯黒」と呼ばれます。
なんだか笑っているみたいに見えます。
4月から6月ごろが旬です。
ソラマメを雲に見立ててみました。
苺は、実は野菜。
苺のつぶつぶは、実は実。
苺は分身で増える。
苺はバラ科で白いかわいい花が咲く。
苺の受粉と結実の手助けが必要。
元気な葉っぱ、立派なへた、つぶつぶ、白い花・・・。
いちご狩りに行った時に目にする、イチゴの象徴的なイメージを模様にしてみました。
トラの模様をモチーフにした柄です。
鬼のパンツはトラの柄。
鬼がトラ柄のパンツをはいているのは、中国から伝わった陰陽道の「鬼門」=北東の方角=丑と虎の間となることに由来するのだとか。
黄色と黒と白の縞模様では、すぐ獲物に逃げられそうに思いますが、
トラの獲物になるシカなどの草食獣は、色覚を持たないので、トラの派手な模様も、シマウマと同じような色にしか見えず、草木に紛れたらカモフラージュされるのだそうです。
とはいえ、かなり派手ですね。
星のきらめく様子を、日本の伝統模様、花菱風に並べてみました。
星の色は、星の表面温度によって変わり、赤から黄、青白くなるにつれ、表面温度が高くなります。
赤い星は、質量の小さい星か年老いた星、青白い星は、質量の大きい若い星のことが多いです。
ちなみに、表面温度約6000度の太陽は、黄色い星です。
おはぎ。
もち米をあんこでくるんだ、おばあちゃんが作る、昔なつかしい、素朴なおやつのイメージですが、
今、おしゃれで味も見た目も新しいおはぎが人気なのだとか。
ちなみに、萩の季節、秋のお彼岸に食べるのが「おはぎ」、
牡丹の季節、春のお彼岸に食べるのは、同じものですが、「ぼたもち」と呼ばれます。
新しくても、やっぱりどこか素朴でなつかしいおやつ、おはぎをイメージした柄です。
クジラ、イルカ、シャチは海に住む哺乳類として知られていますが、クジラ・イルカ・シャチは生物分類上では同じクジラ目です。
クジラ目はヒゲクジラ亜目とハクジラ亜目に分けられていますが、一般的には、
・クジラ目ハクジラ亜目に分類される種のうち体長が4~4.5m以下のものがイルカ
・クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科に分類される種のうち体長が6~9mとイルカより一回り大きいのがシャチ
・上記以外(クジラ目ヒゲクジラ亜目、または、クジラ目ハクジラ亜目の上記以外のものがクジラ
と呼ばれているのですが、まだ明確な区別はないのだそうです。
水の抵抗を最小限にする皮膚を持ち、滑らかに泳ぐ流線形の姿がとても美しいです。
浮世絵などに描かれているクジラは、お腹に筋がありますが、これは大型のヒゲクジラ目の種で、クジラの中では遊泳速度が遅く、捕鯨しやすかったようです。
ヒゲクジラが滑らかに遊泳する様子をデフォルメした柄です。
トマト。アンデス山脈高原地帯原産の、ナス科の赤い野菜ですが、漢字表記は5つあります。
「蕃茄(ばんか)」…中国での表記で、西欧からもたらされた茄子という意味です。
「唐柿(からがき、とうし)」…日本に中国から伝来した際に用いられた表記で、柿のような果物の意味です。いちじくにも使われます。
「小金瓜(こがねうり)」…形、色に着目して、瓜に例えたもの。
「赤茄子(あかなす)」…赤いナス。
「珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)」…珊瑚樹のように実をつけるナス。
トマトが珊瑚樹のように実をつける様子を唐草模様にしてみました。
サクランボといえば、仲良く2個くっついていてなんだか楽しそうなイメージです。
サクランボは1つの花芽から複数個の花が咲きます。同じ花芽から咲いた花は、軸の元のところでくっついています。その花が実になるので、実もくっついたままなのです。
花の数は、実は品種によって違い、1個の場合もあれば、5個の場合もあります。5個くっついたものにはまだお目にかかったことがありません。
サクランボをちょっと音符風にデフォルメしてちりばめました。
母の日の花といえば、カーネーション。
カーネーションは古代ギリシャ時代から栽培されていたといわれ、その間、品種改良が進められ、色も種類も豊富です。
カーネーション自体の花言葉は、「無垢で深い愛」ですが、色によって花言葉が異なります。
赤…「母への愛」
濃赤…「私の心に哀しみを」「欲望」
白…「純粋な愛」「尊敬」「私の愛は生きています」
ピンク…「女性の愛」「美しいしぐさ」「感謝」
黄…「軽蔑」「嫉妬」「友情」
オレンジ…「純粋な愛」「あなたを熱愛します」
緑…「癒し」「純粋な愛情」
紫…「誇り」「気品」「気まぐれ」
青…「永遠の幸福」
マーブル模様…「愛の拒絶」「私はあなたの奴隷」
カーネーションの花びらのイメージを市松模様にしました。
日本で見られる野鳥の半分以上は渡り鳥です。
秋に日本にやってきて越冬する鳥は「冬鳥」と呼ばれます。主にロシア、シベリアなど北方から、冬の厳しさを逃れてやってきて、日本で餌をとって過ごし、春に生まれ故郷へ帰ります。
春に日本にやってきて夏を越す鳥は「夏鳥」と呼ばれます。主に南半球から、夏の暑さを逃れてやってきて、日本で子育てをし、秋に生まれ故郷へ帰ります。
春と秋に日本を通過する鳥は「旅鳥」と呼ばれます。夏は日本より北の国で繁殖し、冬は日本より南の国で越冬し、春に生まれ故郷へ帰ります。
渡り鳥は、日本の春と秋の風物詩です。
渡り鳥に関連する、たくさんの季語もあります。
3月3日、ひなまつりといえば、桃の節句。
3月3日に桃の花を杯に浮かべて飲むと邪気を払うという中国の故事にならい、3月3日が桃の節句とされました。
桃というとまず思い浮かべるのは果物のモモですが、ひなまつりに飾る桃の花は、花を観賞するための「ハナモモ」で、食用の実桃とは別の品種です。
屋外の桃の開花時期はもう少し遅く、3月中旬~5月ごろに、赤や白、ピンクの華やかな花を咲かせます。
3月3日の誕生花です。
雪の結晶は一つとして同じ形をしていないといわれていますが、六角形を基本にしています。
水の分子は、氷になるとき、最初に六角形の結晶を作り、更に、この六角形の角によりくっつきやすい性質があるからだそうです。
雪の結晶は、いくつかの種類に分類できるそうですが、そのなかから、平面の六角形になっているものをモチーフにして、亀甲紋のように並べててみました。
ポインセチアのを麻の葉文様風にしてみました。
ポインセチアは、別名クリスマスフラワー、和名ショウジョウボク。
花ビラのように見える赤い部分は、苞(ほう)と呼ばれる葉です。
真ん中の小さく黄色い部分が、花です。
ポインセチアを見ただけで、クリスマスだな、と感じます。
秋になり、梨のおいしい季節になりました。
梨の皮をイメージした、水玉ならぬ梨玉の柄です。
梨は、皮が褐色の赤梨と、皮が黄緑色の青梨に分けることができます。
幸水、豊水などの赤梨は、皮の色が赤茶けて濃くなった方が熟していて美味しいそうです。
梨の皮には、「コルク」と呼ばれるたくさんの点があり、水分を逃がさないように保ったり、害虫から実を守る役割をしています。
梨が熟してくるとコルクが薄くなり表面もツルツルになってくるそうです。
梨の皮の付近には抗酸化成分であるポリフェノールの一種のアルブチンやクロロゲン酸が多く含まれているので、
できれは皮がごと食べるのがおすすめです。
ひまわりは、大きな花のように見えますが、実は、多数の小さな花が集まってできています。
外側の黄色い花びら部分は「舌状花」、中心部の小さな花は「筒状花」と呼ぶのだそうです。
中心の小さな花の部分は、びっしりと螺旋状に並んでいますが、フィボナッチ数列という規則に従って並んでいるのだそうです。
今年は5月にしては雨がよく降りました。
しとしとと降る雨の日には、小さな雨粒たちが、雨に濡れた地面に静かにきれいな模様を描いています。
雨が地面に描く模様をイメージした柄です。
春になると見られる、一面の菜の花畑。
明るく元気に咲く菜の花を見ていると、活力を与えられる気がします。
菜の花とは、アブラナ科アブラナ属の花の総称です。
カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カラシナなどのアブラナ科の野菜は、黄色くてかわいい花を咲かせます。
春の到来を告げる植物、ツクシ(土筆)。
実は、ツクシという名の植物はなく、正式にはスギナといいます。
ツクシはスギナの地下茎から出てくる胞子茎のことを指す名称です。
出たばかりのツクシの頭は、6角形の小さなタイルを貼りつけたような姿をしています。
成長に従ってタイルの間にすきまができ、たくさんの小さな傘を広げたような形に変わっていきます。
その傘を開いて胞子を飛ばし終えると、ツクシは枯れてしまいます。
バレンタインデーにちなんで、カカオの実の柄です。
チョコレートの原料、カカオ豆は、カカオの実のから採れます。
カカオの実は、カカオポッドと呼ばれています。
カカオポッド1個にカカオ豆が20~40粒ぐらい入っています。
カカオの樹は大きく分けてクリオロ種、フォラステロ種、トリニタリオ種の3種類に分けられるそうです。
カカオポッドは、とてもカラフルです。緑、黄、赤など、品種や熟成度によっていろいろな色があるそうです。
2020年の干支、子(ねずみ)にちなんで、4種のチーズをモチーフにした柄です。
実際には、ネズミはチーズは食べないらしいのですが。
秋といえば、栗。栗といえば、モンブラン。
なんとも言えず食欲をそそるあのモンブランのおいしそうなクリームの感じを柄にしてみました。
太陽系をモチーフにした柄です。
太陽系とは、太陽の重力の影響がおよぶ空間のことで、
現在のところ、太陽と、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つの惑星と、衛星や小惑星、彗星などで構成されています。
子どものころ、七夕になると、何の気なしに笹に短冊に願い事を書いて飾っていましたが、
短冊の色には
青(緑)=仁、赤=礼、黄=信、白=義、黒(紫)=智
の意味があるそうで、願い事にあう色を選ぶほうが願いが叶いそうです。
七夕飾りにも、裁縫の上達、金運アップ、豊作・豊漁、整理整頓、長寿などを祈念する意味があるそうですね。
多様化したお父さん像にあう父の日の柄を作ってみました。
大小さまざま、ネクタイにもリボンにもみえる黄色い柄を組み合わせました。
五月人形をモチーフにした、宝尽くし風の柄です。
兜(かぶと)の折り紙は、一番シンプルな折り方が代表的ですが、もっとアレンジできたり、もっとリアルだったり、たくさんの折り方あるそうです。
フキノトウ。フキの花です。
雪が消える頃に地面からニョキニョキと生えてきて、春の到来を感じさせてくれます。
雌雄異株で、雌花は白っぽく、雄花は黄色で、それぞれ地下茎をのばして繁殖します。
続きを読む “ふきのとうの柄”
ひな人形をモチーフにした、宝尽くし風の柄です。
おだいりさまとは、男雛と女雛のことで、おひなさまとは、ひな人形全部を指すのだとか。
恵方巻をモチーフにした柄です。7つの具がはいった太巻きの断面をデフォルメし、のりと銀シャリカラーにしました。
恵方とは、その年の年神様のいる方角で、その方角に向かって事を行えば何事も吉とされています。
恵方巻の具は7種類で、節分に、恵方を向いて無言で食べると縁起がいいそうです。
松竹梅にイノシシの鼻を混ぜてみました。
クリスマスモチーフをデフォルメした柄です。
一見クリスマス柄に見えないよう、
サンタの赤、ツリーの緑、星の黄を避けて、青にしてみたのですが、
LEDツリーの登場以降、
むしろクリスマスっぽい色でしょうか。
秋の七草です。
春の七草は七草粥で有名ですが、
秋の七草は食べずに鑑賞します。
奈良時代の歌人、 山上憶良(やまのうえのおくら)が 万葉集で選定した
女郎花(おみなえし)
薄(すすき)
桔梗(ききょう)
撫子(なでしこ)
藤袴(ふじばかま)
葛(くず)
萩(はぎ)
の7つです。
秋らしい繊細な草花だと思います。
打ち上げ花火といえば、やっぱりこの形。
菊型の丸い花火です。
子どもの自分が感動した花火の姿を思い出しながら、制作しました。
雨の雫の模様です。
子どものころ、雨の日が、結構好きでした。
傘をさして出かけること、雨を眺めながら家でゆっくりしていること、ちょっとした非日常感が好きでした。
英語ではrain drops といいますが、
シトシトジメジメ、な梅雨の雨滴はなく、
ウキウキワクワク、なカラフルな飴玉の気分をイメージしました。
こどもの頃よく描いた、ぎざぎざ3つと半円のチューリップの花。今や色も形も多彩です。小学校の共同購入で黒いチューリップの種をを注文すると、毎回品切れで紫色を渡されて、黒は存在しないのではないかと疑ったのを思い出します。いまだに真っ黒いチューリップはみたことがないです。
4月10日の誕生花です。
花言葉:博愛、思いやり、正直
自然の恵みへの敬意を表した柄です。
植物の雙葉と、ハートをモチーフにしています。
積もった雪の中からいち早く春を告げるように咲く、福寿草。
白い雪に輝く黄金色の花びらが映えます。
旧暦の正月(2月)頃に咲き出すことから、新年を祝う花として元日草(がんじつそう)、朔日草(ついたちそう)などとも呼ばれています。
1月3日の誕生花です。
花言葉:幸福を招く、祝福
雪の結晶をシンプルに表現しました。
雪の結晶は必ず六角形をしています。雪の結晶は最初は六角柱をしているのですが、湿度によって大きさが変わり、湿度が高い程、複雑な形になります。
続きを読む “雪の結晶の柄”
クリスマスツリーといえば、モミの木。日本にも自生しています。幼い頃、生の木のツリーがいいとだだをこねて、成木を買ってもらったのを思い出します。
飾り付けられたモミの木のイメージを柄にしてみました。
続きを読む “モミの木の柄”
クリスマスらしい柄、飾り付けられたクリスマスツリーのイメージを模索してできた柄です。
ニットのような温かみがでました。
他の樹木の枝の上に生育する、不思議な樹、やどりぎ。
ヨーロッパでは神が宿る神秘の木とされ、クリスマスには戸口に飾ります。
宿り木の下でキスをすると結ばれるという言い伝えもあるそうです。
12月24日の誕生花です。
キノコの王様、マツタケ。
香りマツタケ味シメジといいますが、マツタケを日本ほど好んで食べる国は他にないようです。
マツタケは未だに人工栽培が難しく、手入れの行き届いたアカマツの里山が減少しているため、国産の松茸は目が飛び出るようなお値段ですね。
そんな高級キノコ、マツタケを柄にしてみました。こんなにたくさん食べられることはまずないでしょうね・・・。
スイカ。南アフリカが起源といわれ、英語はwatermelonと呼ばれるように、9割が水分でできています。
一応、農林水産省の分類では、「果物的野菜」。キュウリやナスなどの夏野菜と同様、体を冷やしてくれる効果があります。
水分たっぷりのスイカを、日本伝統の青海波に見立てた柄にしてみました。
続きを読む “西瓜波の柄”
ビールに枝豆がおいしい時期になりましたので、
思わず、水玉ならぬ、枝豆玉柄を作ってしましました!
大豆が熟す前の若いうちに収穫したものが枝豆。
枝豆は、ビタミンやカルシウム、食物繊維などの栄養が豊富な上、ビタミンB1やメチオニンがアルコールの分解を促して肝臓の負担を軽くする働きがあるといわれています。
続きを読む “枝豆玉の柄”
アジサイ。日本原産の花です。
花のように見える部分は、萼と呼ばれる葉っぱが変化したもので、土壌の性質や、咲いてから散るまでの間に色が変わるため、七変化とも呼ばれています。
土壌が酸性だと青色になり、アルカリ性だとピンク色に傾くといわれていますが、青とピンクが隣り合って咲いていたり、曇りがちな梅雨の空に鮮やかに映えます。
花の色によって花言葉も違います。
かしわ餅で知られる、カシワの葉。
実は、漢字で書くと、槲。正確には、柏ではないのだそうです。
槲とは、ブナ科の落葉中高木。
柏とは、ヒノキ科およびスギ科の針葉樹。
柏の葉は、餅をくるむような丸い形をしていません・・・。
ちなみに、かしわ餅に使われる葉は、もともとはサルトリイバラがメジャーだったのが、江戸ではなかなか取れなくなったため、槲の葉を使うようになったのだとか。
槲の木からどんぐりができます。
日本の春を彩る、桜。
日本で観賞用の桜としてメジャーなソメイヨシノの上品で儚げなピンク色は、夜空に映えます。
昼、お弁当を食べながらの花見もよいですが、
夜、桜を見ながらちょっと一杯呑むのも風流です。
サクラの果実はサクランボまたはチェリーと呼ばれ、世界中で広く食用とされていますが、
ソメイヨシノの実は、酸味と苦味があり食用には向かないそうです。
4月1日の誕生花です。
花言葉・・・精神美、優れた美人
光琳梅。
尾形光琳の絵画に登場する文様の一つです。
うめは、早春に、果樹の中でもいち早く花を咲かせます。
春の訪れが嬉しくて笑っているようです。
1月1日の誕生花です。
花言葉・・・忠実、気品
キャベツをモチーフにした柄です。
日本で一番生産量が多いのは冬が旬の冬キャベツなのですが、品種改良や高原栽培などにより、春キャベツや高原キャベツなど、1年中出回ています。
キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)は、胃の粘膜を再生・強化してくれます。
エノキダケをモチーフにした柄です。
一年中出回っているイメージのエノキダケですが、野生のエノキダケの旬は10~11月ごろ。
ひょろひょろのもやし状のエノキダケは、栽培されたためで、野生のエノキダケは、もっと傘が広くて、シイタケのような形をしています。
ちなみに、なめたけは、エノキダケの栽培方法を変えて、加工したものだそうです。
そういわれれば、似ているかも・・・。
晴れの日の雲、雲り空の雲、雨の日の雲、雪の日の雲。
いろいろな雲を表現してみました。
続きを読む “雲り時々雨時々雪の柄”
柿の実をモチーフにした柄です。
「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われます。
柿には、ビタミンCやビタミンA、カロテン、タンニン、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
特徴的なものとしてアルコールデヒドゲナーゼという、アルコールを分解する酵素が含まれており、二日酔いや、飲む前に食べると効果があるようです。
ただし、この酵素は、木で熟す前に収穫され、人工的にアルコール追熟されると破壊され、効果が低下してしまうそうです。できれば木で熟した自然の柿を食べるのが効果的だとか・・・。
ちなみに、最近スーパーでは四角くて種のない柿がよく売られていますが、これは、人工的ではなく、平核無(ひらたねなし)という、四角い品種。
平=形が平たくて四角い箱形
核=種
無=ない
柿=柿
だそうです。
栗の毬をモチーフにした柄です。
続きを読む “栗の柄”
栗の実をモチーフにした柄です。
続きを読む “栗の柄”
いつもお世話になっております、
ハサミの柄です。
続きを読む “ハサミの柄”
果肉には、抗酸化作用のあるカロテンとリコピン、利尿作用のあるカリウムが含まれています。
果肉は真ん中とつるのそば、そしてタネのまわりが甘くて、収穫したてが一番おいしいです。
皮にはカリウムとアミノ酸の一種、シトルリンが多く含まれ、高血圧や動脈硬化の予防効果もあり、漬物にして食べられます。
熱に弱い消化酵素、ジアスターゼ(デンプンを分解)、カタラーゼ、オキシターゼなどを含むので、肉、魚を大根おろしでいただくのはとても理にかなっています。加熱すると消化酵素の効果はなくなりますが、グルコースができて甘みが強くなります。
葉にも栄養が豊富なので捨てずに食べたいです。
日本では現在は、辛みが少なく甘みがあり、作りやすく収獲しやすい青首ダイコンが主流ですが、他にも地方色豊かで品種は多く、四季を通じて栽培されています。白以外に、赤、黒(ヨーロッパ原産)の大根もあります。
旬:1年中出回っているが、冬から春先にかけて出回るものが甘くてみずみずしい。
産地:秋~冬は宮崎、千葉、神奈川 夏は北海道
・白首大根は首の部分が甘くておろしに、真中を煮物に、根の方は辛みと苦みがあるので炒め物に。
青首はその逆で下の方がおろし向き。
・おろしたらビタミンCがどんどん減少するが、酢を加えるとビタミンCが壊れにくくなり辛みも和らぐ。
・冷凍したものだと短時間で火が通る。だしにつけたまま凍らせておけば、短時間で味がしみたふろふきダイコンができる。
春の七草の一つ、蘿蔔(すずしろ)は大根の昔の呼び名。「すずしろ」は「清白」とも書きます。白か、うすピンク色の花を咲かせます。
続きを読む “大根の柄”
熱に弱い消化酵素、ジアスターゼ(デンプンを分解)、カタラーゼ、オキシターゼなどを含むので、肉、魚を大根おろしでいただくのはとても理にかなっています。加熱すると消化酵素の効果はなくなりますが、グルコースができて甘みが強くなります。
葉にも栄養が豊富なので捨てずに食べたいです。
春の七草の一つ。菘(すずな)は蕪の昔の呼び名で、「鈴菜」とも書きます。
春の七草の一つ、ホトケノザと呼ばれていますが、本当の名は「小鬼田平子」。キク科の植物です。
ホトケノザの呼び名は、葉のつきかたが仏様の円座に似ていることからきているようです。
田や湿性の高い場所などに自生し、春に黄色い花を咲かせます。若葉を茹でると苦味も無く、野草の中では優品と言われます。
ちなみに、ホトケノザ(仏の座、別名 サンガイグサ(三階草))という、シソ科の別の種があり、これを春の七草と誤解されることがあるようですが、食用ではない(おいしくない)ようです。
春の七草の一つ、はこべ(はこべら)。
春に道端にすごく小さく白い5弁の花を咲かせます。
(花びらが2裂するので10弁花に見えるます)
茎は地上を這います。
タンパク質、ビタミンB、Cなどが豊富です。
整胃・整腸作用、母乳の分泌の促進、歯痛などの効用が。
春の七草のひとつ、ごぎょう。
日本全国、道端に普通に見られます。
昔はこの若い葉を草餅にしていたようです。
風邪予防や解熱に。
全体に産毛で覆われていて、4~6月ごろ枝分かれした先に黄色い小さな花を咲かせます。
1月8日の誕生花です。
花言葉:無言の愛、忘れない
春の七草のひとつ、なずな
別名ペンペングサ(ぺんぺん草)、シャミセングサ(三味線草)。
田畑や荒れ地、道端など至るところに生えます。「ぺんぺん草も生えない」という慣用句は、なずなが荒廃した土地でも生育するところからきています。春の季語です。
江戸時代にはポピュラーな食材だったようです。
中国では止血剤、ヨーロッパでは通風、赤痢などの薬として使われます。
春の七草のひとつ、せり
鋸歯の葉が田んぼや湿地にせりあって生えます。
若い葉や茎は食用に。
香り成分には健胃、解熱、解毒作用があるとされ、カロテン、ビタミンC、鉄分が豊富。
夏には白い小さな花を咲かせます。
1月7日の誕生花です。
花言葉:清廉で高潔
旬:1~4月
大豆が熟す前の若いうちに収穫したものが枝豆。
「畑の肉」と呼ばれる大豆と同様、良質なたんぱく質、カルシウム、カリウムも豊富。
また、大豆にはないカロテンやビタミンCも多く含むため、栄養満点。
枝豆やトウモロコシは収穫した直後から鮮度が下がり味が落ちるため、早めの調理が鉄則。
すぐ食べないなら茹でてから冷凍保存も可能です。
通常は莢は食べませんが、旨みが多く、捨てるのはもったいない。
山形ではさやごと味噌汁に入れたり、北海道では茹でた枝豆を莢ごと塩水につけた「豆漬け」という漬物があります。
ゆでた枝豆をつぶしたものを「ずんだ」と呼び、東北地方を中心に食べられています。
・メチオニン(アミノ酸)
アルコールの分解を促進し、肝臓への負担を軽くする働きがあるといわれている
・イソフラボン
更年期障害を緩和する
・サポニン(ポリフェノール) 高血圧や動脈硬化を防ぎダイエット効果もある
大豆は中国が原産ですが、縄文時代にはすでに日本で栽培されています。
・だだちゃ豆(山形)。とうもろこし に似た独特の香りと甘みをもつ。さやには茶色の毛がある。一莢2粒。
・茶豆(新潟)豆が少し茶色を帯びている。香りと風味がよい。
・あけぼの大豆(山梨)大粒。
・丹波黒大豆(兵庫)黒豆。若採りしてえだまめに。完熟した乾物はおせちの定番。
・かおり枝豆(福島)ゆでたての香りがいい。さやが大きく甘みもあり大粒。
・肴豆(新潟)香りが強く味がよい。ひたし豆にも。
・三河島枝豆(東京)枝数が多く一莢3粒。
ごぼうは古くから悪い血を取り去る効能があると言われ、薬用としてはヨーロッパや中国でも用いられてきたそうですが、食用の作物として古くから栽培していたのは日本だけといわれています。
日本では、また、細く長く地中にしっかり根を張るので縁起のよい食材としておせちに用いられています。
たたきごぼうは、軟らかく煮たごぼうを叩き、身を開いて、開運の縁起をかついだものです。
ちなみに、一般的なごぼうは晩秋から冬に収穫されるのに対し、秋に植えたものを完全に成長しきっていない初夏に収穫するのが新ごぼう。別名「夏ごぼう」とも呼ばれ、柔らかく風味も上品で優しい香りがします。
水にさらすと出るアクはポリフェノール。下こしらえで、皮をむいたり 酢水につけてアク抜きしたりすると、風味や豊かな栄養成分を捨てることに。皮はタワシでゴシゴシ洗う程度で、あく抜きは不要です。
日本ではその姿から「芽が出る」縁起の良い食物とされ、おせち料理には欠かせない食材ですが、欧米では主に観賞用です。
中国で野生種から改良されたものといわれ、現在食用として水田で栽培しているのは中国と日本だけ。水田で栽培されます。
肉質、味ともによく、外皮が青みを帯びている青くわい、白くて淡白な白くわい、苦味がなく、最も美味な吹田くわいがあります。
クワイの主な成分は炭水化物ですが、他の芋類、淡色野菜に比べて、カリウム、葉酸も多く含みます。カリウムは、体内にたまった塩分を外に出し、むくみや高血圧を防ぐ働きがあり、葉酸は「血を作るビタミン」といわれ、妊婦には十分に取ってほしい栄養素です。
クワイ特有のユリ根に似たほろ苦さはポリフェノールです。
おせちの煮物にする場合、皮をむいてすぐ水にさらし、下茹でしたものを使います。
くわいは、ゆですぎると固くなるので注意が必要です。
薄切りにして揚げたり、すりおろしてだんごしてゆでてもおいしいです。
きゅうり。
日本に伝わったのは平安時代、栽培が盛んになったのは江戸時代。
昔のきゅうりはとげが鋭く、苦味が強かったです。
表面につく白い粉は、表面の乾燥を防ぐブルーム。
農薬のように見えるため、市場ではブルームが出ない品種のほうが好まれるようですが、ブルームレスの品種は、その分皮が硬いです。
きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素はビタミンCを壊す性質があるため、
ビタミンCを多く含む食品と同時に食べる時には、酢を加えるか、加熱するのがおすすめ。
・糠塚きゅうり(青森)八戸市糠塚地区のみで流通している希少な品種。生食、酢の物で。
・外内島きゅうり(山形)短め、太めのずんぐりしたきゅうり。ほどよい甘さと苦味。漬物。
・番所きゅうり(長野)太いきゅうり。皮は薄く肉厚でみずみずしい。
・鵜戸川原きゅうり(山形)ずんぐりとした淡い緑色の黒いぼ胡瓜。からしづけやピクルスで。
・大和三尺きゅうり(奈良)長いきゅうり。漬物
・青大きゅうり(愛知)大型、しゃきしゃき。
・高岡どっこ(富山)大型きゅうり。加熱して。
・加賀太きゅうり(石川)大型きゅうり。酢の物、炒め物。
・馬込半白きゅうり(東京)果肉が緻密。糠漬けに。
・毛馬きゅうり(大阪)黒いぼきゅうり。先のほうに独特の苦み。
アブラナ科に多く含まれる機能性成分イソチオシアネートの一種で抗ガン作用・解毒作用が高いスルフォラファンを多く含みます。特にスプラウトには数十倍多く含まれるとか。
カロテンとビタミンCも豊富。
食しているのは花蕾と茎です。イタリアではローマ時代から食べられていましたが、日本では冷蔵庫が普及し始めた昭和30年代以降。
旬:11~3月
産地:北海道、愛知、埼玉
冬至に食べると病気にならないといわれるかぼちゃ。
カボチャはビタミンA、C、Eを豊富に含み、風邪の予防になるため、この習慣が生まれたそうです。
でも、ややねっとりとした日本カボチャが出回るのは春~秋。冬はほくほくとして甘みが強いニュージーランドやメキシコ産の西洋カボチャが多いです。
ハロウィンの時期には、赤かったり白かったり、面白い形のペポカボチャも出回ります。
皮のぎりぎりまで色ついているものが熟している証拠。
よく皮がオレンジになっているものがありますが、これは日に当たらなかった部分。
この部分の色の濃さでも熟しているかどうかを判断できます。
干ばつでも育つほど強い野菜です。
収穫後、カットしなければ数ヶ月ぐらいは持ちます。
<国産>
旬:5月~9月
産地:宮崎、千葉、神奈川
他、各地で特有の品種があります。
[日本かぼちゃ]
・勝間南京(大阪)小型で粘りがあり程よい甘み。果皮は赤茶色。
・黒皮カボチャ(宮崎)皮が黒くてごつごつ、果肉は鮮やかな黄色、まろやかな甘み。
・鹿ケ谷かぼちゃ(京都)達磨のような形。きめ細かくねっとり。
・会津小菊かぼちゃ(福島)皮が赤くてごつごつ、輪切りにすると菊の花のよう。
[西洋かぼちゃ]
・まさかりかぼちゃ(北海道)大型。果皮が硬い。
・蔵王かぼちゃ(山形)へたの反対側のへそが部分が直径10cmもあり帽子をかぶったような形。甘みが強くほくほく。
・宿儺かぼちゃ(岐阜)ヘチマのように細長く50cmにもなる大型カボチャ。皮は白くて薄くて切りやすく果肉が甘い。
・打木赤皮甘栗かぼちゃ(石川)皮も実も紅色。
[ぺぽかぼちゃ]
・金糸瓜(石川、岡山)そうめんかぼちゃ。
<輸入>
旬:11月から3月
産地:ニュージーランド、メキシコ
春菊。
春菊は風邪予防に最適な秋冬の緑黄色野菜。
ビタミンA、C、E、鉄分、カルシウムなどのミネラルに食物繊維をバランスよく含み、 まさに天然のサプリメント。βカロテンは風邪の予防に役立ち、風邪の回復にはビタミンCが効果的。この2つの相乗効果で、 春菊ひとつで、風邪の予防と回復が期待できます。
えぐみが強いイメージがありますが、えぐみの成分である蓚酸の量は、ホウレンソウの1/24。生食可能です。
春菊はヨーロッパでは観賞用。食用にしているのは日本、中国など。
旬:秋~冬
産地:千葉、大阪、茨城
続きを読む “春菊の柄”
ナスの紺色は、藍染では最高級といわれる色。この鮮やかな色合いを出すのに、およそ千回もの工程を経なければならないそうです。
ただ、ナスは紺色だけではなく、白、緑(青)、黄、まだら、赤(赤紫)もあります。
形も大きさも、小さいもの、大きいもの、長型、卵型など様々です。
インド東部の熱帯地域で生まれた野菜だと言われています。
日本には8世紀にやってきました。
全国でさまざまな品種があります。
・泉州水なす(大阪)搾って飲めるほど水分たっぷり。浅漬けに
・賀茂なす(京都)大型の丸なす。田楽、揚げ。
・長岡巾着なす(新潟)大型で巾着のような形。ふかして。
・仙台長なす(宮城)つやのある黒。漬物
・萩たまげなす(山口)超特大。焼き、揚げ
・博多長(福岡)30~40cm、皮が硬く中が柔らか。焼き、天ぷら、煮物
・民田なす(山形)丸い小なす。丸ごと漬物に
・佐土原なす(宮崎)赤みを帯びたなす。焼きなす
・西条絹かわなす(愛媛)皮が絹のように滑らか。卵型。
旬:6月~9月
産地:茨城、栃木、群馬(冬春は高知、熊本、福岡)
人参の赤い色は、カロテン。流通量が多い野菜の中ではカロテンがダントツに豊富です。
最近の人参は甘くなり、人参嫌いどころか、人参が好きな子供が増えたとか。
人参は、ビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素を含んでいるので、生食の場合は、加熱するか、酢をかけるのがお勧めです。
旬:4月~7月、11月~12月
産地:千葉、徳島、愛知(春夏ニンジン)、千葉、茨城、愛知(冬ニンジン)
輪切りにすると穴がたくさんあいていることから、日本では「先を見通す」とされ、縁起物としておせちなどに用いられますが、
栄養も豊富。
ビタミンC、ポリフェノール、ムチンなど、美容と健康によいとされる成分を多く含み、
風邪予防、免疫力UPなどの効果が期待されます。
旬:11月~3月
産地:茨城、徳島、愛知
果実の形が楽器の琵琶に似ていることからびわと呼ばれるようになりました。
冬に白い花を咲かせ、
梅雨の時期に大きな葉の間に橙の実をつけます。
花は白くて地味ですが、甘い香りがします。
日本原産の品種もありますが、現在市場に出回っているのは、
江戸時代、長崎に中国から伝えられたといわれる中国産が改良されたもの。
初夏に店頭にならぶびわは、カロテン、カリウムが豊富。
日持ちしないので、旬の時期にぜひ味わいたいです。
6月27日の誕生花です。
花言葉・・・ひそかな告白、静かな思い
エンドウマメには、莢を食べず、未熟の種子を食用とする「グリンピース」と、未熟の莢を食用とするサヤエンドウ(莢豌豆・絹莢)があります。
絹莢などは、肉じゃがやお吸い物など、彩りとして用いられることが多い絹さやですが、
実は緑黄色野菜と豆の栄養を兼ね備えています。
スナップエンドウは、アメリカから輸入された、莢が肉厚で実も大きい品種。
さとうさやは、さやえんどうの実を大きくした改良品。
どちらも甘いです。
続きを読む “絹莢の柄”
胃酸の分泌抑制と粘膜の修復に効果があるといわれているビタミンUは、キャベツの搾り汁から発見されました。
そのため、キャベジンとも呼ばれます。
芯の周りはビタミンCが豊富です。
ビタミンC、ビタミンUは水溶性で熱に弱いので、胃腸を元気にするには生食がお勧め。芯の周りはスライスして浅漬けなどにすると食べやすいです。
扁平で葉がしっかり巻いていて重いのが、夏にたねをまいて冬に収穫される冬キャベツ。煮込むと甘みがでます。
秋に種をまいて春に収穫される春キャベツは、やわらかくて生食向き。
夏から秋には、冷涼地で高原キャベツが収穫されます。
フランスのサボア地方発祥のサボイキャベツは、葉がちりめん状にちぢれていて絵になる美しさです。
旬:1~3月(冬キャベツ)、3~5月(春キャベツ)、7~8月(高原キャベツ)
産地:愛知(冬キャベツ)、千葉、神奈川、茨城(春キャベツ)、群馬、長野(夏キャベツ)
白い部分ビタミンCと、血液さらさら効果で知られる硫化アリル、
緑の部分にはカロテンやカルシウムが豊富。
白い部分は、栽培時に土寄せして軟白させることで作られます。
寝かせて軟白させることで曲がって生長させる、仙台曲がりねぎといった伝統野菜もあります。
関東では、白い部分のある根深ねぎ、
関西では、先端まで緑の葉ねぎが好まれるようです。
薬効成分のある野菜として珍重され、中国では紀元前から、日本でも奈良時代から栽培されています。
コンパニオンプランツとしても用いられていて、バラやバラ科の果樹からゾウリムシ、モグラを遠ざけます。アブラムシにも効果があります。
ヨーロッパにはポロねぎと呼ばれる白くて太いねぎ、リーキがあります。
寿司ネタでおいしい芽ネギは、密植させたネギを若いうちに刈り取ったものです。
2分ぐらい加熱すると甘みがでます。
旬:11月~2月
産地:埼玉、千葉、群馬、茨城
トマトが赤くなると医者が青くなるといわれるほど栄養豊富。
トマトの赤い色はリコピン。抗酸化作用が強く、紫外線を浴びることによって肌の表面に発生する活性酸素をとりのぞきメラニンの生成を促す物質の発生を抑制します。ビタミンCも多いので、美白効果も期待できます。一日L玉2個、トマトジュースなら1杯とると効果的だとか。
トマトにはうまみ成分グルタミン酸も豊富(特に種の周りのゼリー部分)。枝で完熟したトマトのほうがよりうまみ成分もビタミンCが豊富。
旬:6月~9月
産地:北海道、茨城、福島 (冬春は熊本、愛知、栃木、千葉)
トマトの花は7月26日の誕生花です。
トマトはもともとは鑑賞用で、日本には18世紀ごろに入ってきたようです。
食用になったのは19世紀。黄色いかわいい花です。
花言葉・・・完成美、感謝
続きを読む “蕃茄の柄”
じゃがいものビタミンCはでんぷんに包まれているので加熱しても壊れにくい!
品種はたくさんあり、男爵に代表される、ほくほくしたの粉質と、メークインに代表されるねっとりした粘質があります。
粘質のほうが煮崩れないので煮物向きといわれます。
じゃがいもの芽や、日光に当たって緑になった部分にはソラニンという毒素が含まれているので注意。取り除きましょう。
旬:5~7月
産地:北海道、長崎
ビタミンC、カリウムを豊富に含み、
独特の苦みはもモモルデシン。食欲増進、肝機能UP、血糖値DOWNなどの効果あり。
夏バテ防止に最適。
旬:6~9月
産地:沖縄、宮崎、鹿児島、群馬
続きを読む “苦瓜の柄”
抗酸化作用が高く、老化防止、ガン抑制、美容効果あり。
アスパラギン酸は疲労回復、スタミナ増強に効果ありです。
かわいい穂先にはルチンを多く含み、毛細血管を丈夫にし、血圧を下げる働きがあります。
枝や葉がでる前の若い茎を食用にする。グリーンアスパラガスに土寄せして陽を当てずに栽培するとホワイトアスパラガスになる。
旬:5~6月
産地:長野、北海道、佐賀
利休梅緞子風にデザインしました。
うめは、早春に、果樹の中でもいち早く花を咲かせる花です。
1月1日の誕生花です。
花言葉・・・忠実、気品
続きを読む “梅の柄”
一般的にミカンと呼ばれているのは温州ミカン。
英語名はSatsuma orange。鹿児島が原産の日本を代表する柑橘です。
みかんの色の成分は、カロテンより抗酸化作用・抗がん作用が高いとされ、肝機能にも良い効果が期待されているβ-クリプトキサンチン。
みかんを食べすぎると手が黄色くなるのはβ-クリプトキサンチンが血中に蓄積されるためだといわれています。
体脂肪を分解し脂肪燃焼効果を高めるシネフリンも多く含みます。
白いすじや薄皮には毛細血管を強くし、動脈硬化防止の効果があるとされるヘスペリジン(ビタミンP)、食物繊維のペクチンがが多く含まれます。
温州みかんは収穫量の多い年(表年)と少ない年(裏年)が交互に現れます。奇数年が生産量が多い年です。
冬といえば炬燵にみかんが定番で、ずっと国内でもっとも消費量の多い果物したが、柑橘類の種類が増えたこと、などにより近年の総務省の家計調査では一世帯あたりの購入量においてバナナに抜かれて二位に転落しています。
落花生、ピーナッツ。
名前の由来は、花がしぼむと花のもとにある子房柄が下に伸びて地中で実ができる様子から。
ビタミンE、脳の働きを活発にするレシチン、ビタミンB群、ミネラル類を多く含みます。
脂質は不飽和脂肪酸のオレイン酸・リノール酸。
たんぱく質や食物繊維も豊富。
ビタミンB群の一種、ナイアシンがアルコールの代謝を助けるのでおつまみにも。
ビタミンB群の一種、コリンには健脳効果が。
とれたての落花生は塩ゆでで。一般的に出回っている薄皮が茶色いものは炒ったもの。
旬:8~9月
産地:千葉、茨城
栗の実をモチーフにした柄です。
栗の花は、6月15日の誕生花です。
栗の実は秋の味覚ですが、花は初夏に咲きます。
「栗の花が咲くと梅雨に入る」といわれています。
クリーム色の紐のような花をたくさん垂らします。
花言葉・・・公平、豊かな喜び
続きを読む “栗の柄”
タマネギの辛み成分は硫化アリルの一種アリシン。ビタミンB1の吸収を促し、血液サラサラ効果もあります。熱に弱く、水にさらすと溶けだしてしまいます。
タマネギを切ると涙が出るのは、アリシンが気化する際に生成されるチオプロピオンアルデヒドが涙腺を刺激するため。
タマネギを冷やしておけば、アリシンの気化を抑えることができるので、涙が出にくくなります。
タマネギの皮の黄色はケルセチン。浄化作用・コレステロールの分解促進・排泄増加作用があるといわれ、草木染めの材料に利用される。
ちなみに、新タマネギは品種が違います。
辛タマネギ(普通のタマネギ)は貯蔵性が高く、甘タマネギ(新タマネギ)は生食用、辛み少なく貯蔵性低いです。