温州蜜柑の柄

一般的にミカンと呼ばれているのは温州ミカン。
英語名はSatsuma orange。鹿児島が原産の日本を代表する柑橘です。

みかんの色の成分は、カロテンより抗酸化作用・抗がん作用が高いとされ、肝機能にも良い効果が期待されているβ-クリプトキサンチン。
みかんを食べすぎると手が黄色くなるのはβ-クリプトキサンチンが血中に蓄積されるためだといわれています。
体脂肪を分解し脂肪燃焼効果を高めるシネフリンも多く含みます。

白いすじや薄皮には毛細血管を強くし、動脈硬化防止の効果があるとされるヘスペリジン(ビタミンP)、食物繊維のペクチンがが多く含まれます。

温州みかんは収穫量の多い年(表年)と少ない年(裏年)が交互に現れます。奇数年が生産量が多い年です。

冬といえば炬燵にみかんが定番で、ずっと国内でもっとも消費量の多い果物したが、柑橘類の種類が増えたこと、などにより近年の総務省の家計調査では一世帯あたりの購入量においてバナナに抜かれて二位に転落しています。


蜜柑 ミカン みかん satsuma orange mandarin

■原産地:日本(鹿児島県長島)

■旬:5~9月はハウス。9月~12月に収穫、3月まで貯蔵

■目利き:あまり大玉ではない方が糖度が高い。果皮の色が均一で色鮮やかなもの

■保存方法:
(貯蔵最適条件)温度5度、湿度85~90%、貯蔵限界 21~35週、エチレン生成量極少、感受性高

■栄養成分:糖類,カロテン,ビタミンC,E,P(皮の白い部分),シネフリン,β-クリプトキサンチン

■エネルギー:46kcal