空豆模様

空豆。
空に向けて実がなるから「空豆」。
蚕が繭を作る時期に美味しくなるから「蚕豆」と書かれることも。
そうえいば、さやの中のふわふわは、繭みたいですね。
豆は熟すと、さやに付いていた所が黒くなり、「お歯黒」と呼ばれます。
なんだか笑っているみたいに見えます。

4月から6月ごろが旬です。

ソラマメを雲に見立ててみました。

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桜桃小紋

サクランボといえば、仲良く2個くっついていてなんだか楽しそうなイメージです。

サクランボは1つの花芽から複数個の花が咲きます。同じ花芽から咲いた花は、軸の元のところでくっついています。その花が実になるので、実もくっついたままなのです。

花の数は、実は品種によって違い、1個の場合もあれば、5個の場合もあります。5個くっついたものにはまだお目にかかったことがありません。

サクランボをちょっと音符風にデフォルメしてちりばめました。

雨紋の柄

今年は5月にしては雨がよく降りました。
しとしとと降る雨の日には、小さな雨粒たちが、雨に濡れた地面に静かにきれいな模様を描いています。
雨が地面に描く模様をイメージした柄です。

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あめだまの柄

雨の雫の模様です。

子どものころ、雨の日が、結構好きでした。
傘をさして出かけること、雨を眺めながら家でゆっくりしていること、ちょっとした非日常感が好きでした。

英語ではrain drops といいますが、
シトシトジメジメ、な梅雨の雨滴はなく、
ウキウキワクワク、なカラフルな飴玉の気分をイメージしました。

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紫陽花の柄

アジサイ。日本原産の花です。
花のように見える部分は、萼と呼ばれる葉っぱが変化したもので、土壌の性質や、咲いてから散るまでの間に色が変わるため、七変化とも呼ばれています。
土壌が酸性だと青色になり、アルカリ性だとピンク色に傾くといわれていますが、青とピンクが隣り合って咲いていたり、曇りがちな梅雨の空に鮮やかに映えます。

花の色によって花言葉も違います。

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